『Hozuままやのママンチュール』って?
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『Hozuままや』のママンチュールとは自分が作った造語です。
(それなら、誰も知っている人はいないでしょう)
Hozuままやが作った保存食の総称名のことです。
私はジャムのような瓶詰めをたくさんの種類作っています。
でも、じつは・・・
私は、ジャムをあまり好きではなくて、ほとんど食べたことがありません。
ではなぜ、私がジャムやコンフィチュールのような瓶詰めをたくさん作っているのでしょうか?
季節のフレッシュな果物や野菜を、美味しいままの素材の香りを生かして、
素材感もなるべく活かせるように、保存していくことでした。
それを形にすると!
ジャムやコンフィチュールと同じように瓶に入っているのですが、
私が作るママンチュールは、糖度がかなり低くできているかと思います。
ただ、原材料がミルクのものは、
ジャムやコンフィチュールと同じくらい甘さがしっかりあるかと思います。
材料にこだわる・・ママンチュール
素材が新鮮で美味しいもの、できるだけ無農薬自然栽培のもの、なければ省農薬。
それが無理なら作っておられる方の顔が見える 作物を使うことを心がけ。
一番いいのは自分で作っているものが、一番おいしい時に収穫できると気がつきました。
自分の畑や庭の作物を使うのが一番良いので、今では『Hozuままやの畑』で頑張って作っています。
甘みとしては、
精製していない粗製糖、有機甜菜糖、
時には国産蜂蜜、有機アガペーシロップ、有機メープルシロップなどを使います。
酸味としては、
イタリア産の有機レモンを使うことが多いです。
新しい形の甘みとして!
最近は、下手ながら無農薬米を使っての自家製糀を作ることができるようになりました。
それをきっかけとして、自家製甘酒をつくり、その甘みを生かしたママンチュールを作ることもあります。
自家製赤玉ねぎを、自家製甘酒と有機アガペーを使って瓶に詰めたのが桃色のほうです。
パンにつけるだけではなく、自由な発想で利用できるママンチュールに・・。
ジャムやコンフィチュールと聞くと「パンにつけるんでしょう!」とよくお客様に言われますが、
私の想いは、パンだけという固定観念ではなく、自由な発想が生まれるママンチュールになってほしい!
ワインやお酒のお供に、お料理の前菜や、サラダに和えあたり、
ヨーグルトやクラッカーに、そのまま入れても美味しい!
「病気の方のお見舞いに丁度良いのよ!」というありがたいお言葉もいただきました。
自分の工夫次第で、用途が広がるママンチュールの世界になってほしいと思います。
昔ながらの日本の保存食も、ママンチュールと呼ばれるようになってほしい
保存食作りが好きで始めた手仕事の一番バッターは、
結婚したときから作ってきた天日干しの梅干しです。
はじめは塩の塩梅(あんばい)がわからなくて、大変塩辛い梅干しになってしまいました。
それでも 毎年毎年、チャレンジしながら色々工夫しながら!
ようやく塩梅(あんばい)よく梅干しができるようになってきました。
お味噌作りもやればやるほど、奥の深い保存食であることがわかります。
季節を追いながらの手仕事は、楽しく、わくわくしながらも、
伝統の大切さが身に染みてわかっていきます。