正藍染め 日本の古来からある貴重な藍建てをしたい！
正藍染めの藍建て講習会を終えて
２月２０日から２８日にかけて、栃木県佐野市の紺邑さんでの正藍染の冬の藍建て講習会に参加して早１か月がたってしまいました。
紺邑さんのホームページ
無我夢中での講習会での時間での影響は、まだまだ続くようで、Hozu ままやの生活に藍建て、藍染め 藍を育てる という生活軸がしっかりしみこんでいくような変化が今年はあります。
求める藍建ては、すくもと灰汁と菌で発酵させる地獄建て
世の中には、藍染の商品は案外たくさんありますが、日本の古来より続く嫌気性の微生物を発酵させて藍建てしていく方法で藍染めしていく方法は絶滅危惧種的な方向で進んできたように思います。なぜなら化学建てしていく本藍染のほうが現代人にはわかりやすいので、世の中に広まってきたからだと思います。
私は、発酵好きから藍染めも発酵ということを知ってから、発酵させた藍染をしてみたいと思い続けてきました。しかし、そのやり方を学ぶ機会をなかなか得ることができませんでした。
約１１年 誰でもできる藍染の本のコピーを片手に、徳島のすくもを購入して、すくもと石灰と、ぶどう糖とを武器に染めてきましたが、私が目指している藍染めでないことがわかってきたのです。
（言葉は同じでも、中身が違うものがたくさんあることは私が販売している食べ物でも同じことがあります。パン一つ、お菓子一つでも出来上がるまでの工程や材料は全く違うものが多いのです。本質を見抜く力を私は自分の手作りの仕事を通して、徐々に知っていくことができたように思います。）
藍建ての後は、
さてさて・・自分が求める藍建ての講習会を受けて、ほぼ１か月たった春の日（春分）に生まれてはじめて、嫌気性菌の微生物とすくもと灰汁だけで、藍建て（これを地獄建てという）ができました。
藍が建つという響きをやっとこさ、自分の心と身体で感じうることができたのです。
この感激は、何ともいえないものですね。
晴れた日はこの建てた藍で何かを染めたくなるでしょう！
品薄だった藍染おだい布巾をはじめ、今年は藍染した商品をこのホームページにたくさん載せることができたら、いいなあと思います。
ということで藍建てに心を奪われた１か月・・ほぼほぼ、ホームページを見ることなく過ごしてしまったことをここに告白したいと思います。
完全に超アナログ人間 はじめ人間ギャートルズの日々でした。
（薪を燃やしては 灰をとるという日々の連続でした。）
