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種を守る!のお話しから土と植物のお話しを聴く

日本の種を守るお話し会に行ってきました。

 

昨日の日曜日、縁あって東京から関西に講演をしに来られた

日本の種子(たね)を守る会の印鑰(いんやく)智哉先生にお話しを

幸運にもうかがう機会をいただけることになりました。

 

Hozu  ままやの無農薬自然栽培の庭花

 

ちょうど、昨日の早朝に購入した大根の種をまいていたのですが、

その時に自分でちゃんと真面目に大根の種を取っていない(自家採取)ことを後悔して

大反省していたところでしたので、

種を守る意味について、

興味がぐんぐんと生まれていたところでもありました。

 

土の中の世界についてのお話し(菌根菌糸と植物の共生関係)

 

そして本題に入る前にお話しされたことが

とても興味深くわくわくする内容でしたので、

こちらのことを

今日は書きたいと思います。

 

土が流れていっている現状について

 

第二次世界大戦時に爆弾の原料として作られていた化学窒素は

高度経済成長時代に化学肥料として広く使われだし、

 

今も農家さんなどでは農薬や化学肥料を使って

穀物やお野菜を大量に栽培することが当たり前となっている。

 

それが日本の一般的な農業の現状だと私は認識しているのですが、

 

そのことが普遍化することによって

世界の三分の一の土が流出しているそうです。

 

Hozu  ままやの無農薬自然栽培のへちま

 

このままこの現状を改善しないと、

後60年ほどで土がなくなるとまで言われている説もあるそうです?

 

流出している原因として、化学肥料や農薬の影響で

土の中にいる菌根菌糸(きんこんきんし)いうものが少なくなってきて、

豊かな土としての塊(団粒)が

サラサラとしてしまい、

雨や風などで土が流されていってるそうです。

 

その菌根菌糸とは、どういうものかとお話しされた内容がとても

素晴らしい、と思いました。

 

菌根菌糸と植物の関係

 

植物が光合成して炭水化物を生産しています。

その炭水化物を植物の根から土に存在している

菌根菌糸に供給して、

 

代わりにその菌根菌糸は

植物の成長に必要な窒素を供給している関係があるそうです。

 

土の中にある菌根菌糸は

グロマリンというねばねしたタンパク質を作っていて、

そのねばねばがきっと土を団粒化させているようです。

 

お互いが不足しているものを補い合って、

生きていることを共生と呼び始めたそうです。

 

昨日きいたお話しをメモしていての

解説なので、勘違いしていたり、うまく表現できてないこともあるのですが

     、

その共生関係を分断してしまうのに農薬や化学肥料であるそうです。

 

菌根菌糸のお話しはこちらのサイトで詳しく専門的に書かれているかと思いますので、

興味のある方は下のサイトを開いてみてください。

 

http://edu.jaxa.jp/contents/other/himawari/pdf/4_role_2.pdf

 

土の中の見えない世界は菌根菌糸が天空の天の河のように

縦横無尽にめぐらされているそうです。

 

Hozu ままやの庭

 

この土の中の天の河を大切に守っていくことが

土の健全さを保つことであり、

それが私たち人間や他の生物、植物が健全に生きていくことへ

つながるように思いました。

また

私たちが飲む大切な水を汚染していかないことにも、大いにつながるそうです。

 

アグロエコロジーとは

 

そして絶望的なことばかりの話ではなく

世界的には農業をオーガニック化するところが徐々に増えてきて

 

アグロエコロジーと追う概念が少しづつ広まってきているということでした。

(日本はまだまだ広まっていませんが)

 

アグロエコロジーいう言葉は 

新しくうまれた言葉らしくて

決まり切った定義は確定していないようですが、

 

生態系をを守るエコロジーの原則を農業にあてはめて実践していくこと、

をはじめとする多くの意味が含まれているようです。

詳しくは印鑰先生のブログや

 

http://blog.rederio.jp/archives/2799

 

https://shizen-hatch.net/2020/06/23/agroecology-aim-or-environmental-social-and-cultural-diversity/

 

に詳しく、楽しく書いてあるかと思います。

 

 私のイメージする畑や庭は、生物多様性でありたい

 

私が好きな形の畑や庭を作るために

雑草を憎まず、それさえも何らかの役目があり、

その美しさや強靭な生命力に自分が気づきながら

バランスをとった畑や庭にしたいと思っています。

 

Hozu ままやの無農薬野苺

今日の話を聞いてなおさら、

そのような畑や庭をイメージしやすくなったなと思いました。

しいては、そのような畑や庭を目指すことが

未来の人や動物、植物たちにとって

素晴らしい地球に戻れるようになる小さな一歩でありたいと

真面目に思うのです。

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